釉裏紅海水白龍刻魚鱗紋大罐 景徳鎮窯 個人蔵 元時代 14世紀 前半 来歴 「海外コレクター旧蔵品」 YUAN !4TH CENTURY 口径 20.5cm 胴径 32.0cm 器高 28.0cm |
この釉裏紅刻花魚鱗紋大罐は 釉裏紅が青花より先行して描かれた時代のものと考えられる。 器形の美しさや高台作りの美しさは、 釉裏紅器創始の時代より後の元14世紀中期以後と比較すると 胴部の丸味や、口作りに宋代の気品を感ずる。 刻花紋と釉裏紅の併用は少ない。 また釉裏紅の発色は、元末の14世紀後半期の作品と比べてよく発色している。 またこのような釉裏紅器の大作はこの時期において数少ない。 北京の故宮にはこの魚鱗刻花紋と青花で描いた 海中の白龍を主模様にした梅瓶がある。 |