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  青花雲龍紋双耳扁壺       景 徳 鎮 窯
     お問い合わせ           sk. 088

                      元  14世紀



        器 高    24.0cm          螭龍の足少々傷み有り。

   この扁壺に描かれた雲龍は独特である。

    エネルギッシュな龍は大きく広げた両足で波濤を駆け上がって、

   雲間に去りゆく宝珠を得ようとしている。


    元時代に描かれた雲龍・海龍紋には数種があり、細筆で描かれた蛇のような龍もみられる。

   また、明初から明時代末までの龍紋は元様式の龍を基本にした姿態が多い。

   明初の龍紋は主に官窯作品に元様式の龍文が受け継がれている。


    この扁壺と同種の作品はイスタンブール(トルコ)のトプカプサライ宮殿博物館や、

   出光美術館(東京)に蔵品がある。



                              ※ 出光美術館の雲龍紋扁壺は細筆で描かれている。