商品詳細  

   青花水禽紋陶枕       宣 徳 官 窯         参 考 資 料
 
    (大明宣徳年製銘) 

        明初                                       鄭 和 関 連 品

       総幅   29.0cm      器高    9.0cm

      


   鄭和の賜与した官窯製陶枕には他の賜与品と同様にそのほとんどに波涛紋が描かれている。

   呉須(青料)は鮮やかで個性的な蘇痲離青を使い表現が雄大である。


    官窯製陶枕には数種の器形があり、珍品のひとつに「銭袋」形がある。

   その表面には鳳凰と五指の雲龍が描かれているが

   そのデザインは景徳鎮市珠山地区の官窯物原から発見された

   蟋蟀(こおろぎ)壺の雲龍紋と同手である。

   龍紋や蓮池水禽紋、また波涛紋はもともと元の青花作品(民窯)に毎回用いられており

   永楽、宣徳の官窯では洪武官窯(無銘作品がほとんど)の空白の期間を経て、

   再度描かれるようになった。