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   青花蓮池水禽紋鉢            漳州窯           お問い合わせ        sk. 052

        明 末



       口径    19.6cm         器高    8.5cm

     おしどり二羽を蓮池の中に描いたそのデザインの源は

    南宋時代から元時代14世紀頃にある。

     漳州窯(ZHANGZHOU WARE)の染付に用いられたデザインは

    時代の流行にはとらわれず、自由である。

     それは、元染付のモデルデザインを自由な筆で表現し、

    一見、安南染付(ベトナム)に見間違う。

     そのデザインには、人物・鳥・麒麟・寿字・魚・花卉・蓮・芙蓉手・羊を

    太筆や細筆で描いている。

    もちろん、胎土や青料(酸化コバルト)は良質のものではない。

    しかし、おおらかさやおもしろさはまさに庶民のものである。

    漳州窯は民窯であり、我が国の肥前地方の窯業にも影響を与えてたようである。

    また、我が日本国の茶道具としても古来より重用されている。