青瓷鉄斑紋鉢
泉州
磁竈
(
じそう
)
窯
お問い合わせ sj 014
南宋末〜元
口径 13.5cm 胴径 14.5cm 器高 11.5cm
日本の国宝に飛青瓷の優品として名高い青瓷鉄斑文瓶がある。
この鉢は高台作りや鉢の形からして、まちがいなく国宝と前後した時代の作。
青瓷釉の下に鉄斑を散らしたデザインの鉄の濃い部分は赤茶の斑点となって
釉上ににじみ、すばらしい景色となっている。 国宝も同様である。
器形は腰の部分が豊かに張って安定感を保ち、高台に向けて流れている。
男性的な碗の形。 この器には、共蓋か木製の蓋があったようだ。