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青瓷刻牡丹紋三虎耳尊形瓶 龍 泉 窯 お問い合わせ sj. 075 ![]() 元 晩 期 器幅 21.0cm 器高 35.0cm |
この花瓶はいわゆる「天龍寺青瓷」の早期作品。 瓶の上下にはロクロ目を残し胴部に牡丹花の大輪を葉柄と共に表裏に刻んでいる。 瓶の特徴は付けられた虎耳の迫力であり、造形の優秀さである。 それは目を見張る技術でもある。 まさに元時代の男性的な作風を備えた花瓶である。 変化の時代の逸品である。 この時代は景徳鎮でもこの尊形瓶と同手の青花雲龍紋盤口瓶が作陶されている。 青瓷と青花瓷はのちの14〜15世紀初頭(明初)の頃のモチーフに影響を与えてゆく。 この花瓶は中国戦国時代の青銅器を模した逸品である。 |