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   木の葉天目茶碗(盞)       吉 州 窯
       お問い合わせ           tn. 092

     宋末〜元初  13世紀

       口径   15.5cm

       器高    5.5cm


 
 
        25.7 倍 の 画 像
      200 倍 のマイクロスコープ で 撮影 の 画像 
 

   吉州窯は磁州窯系の古窯である。

   ゆえにその胎土の種類は数種あるがやや荒い白胎を用いる事が多い。

   また元代にかかる頃には、濃灰青色の胎土も使用している。

   この浅い斗笠形の碗(盞)は日本人によく識られた器形で

   全体の作調からして宋末〜元初にかかる時代の作かと思う。

   それは、リアルな木の葉のデザインから想像できる。

   宋末のこの時代の後の14世紀初頭には、景徳鎮に於いても青花磁器が

   市場に現れる。

   まさに盛期宋代のデザインとは異にする具象性である。

   それは南宋晩期から各古窯に出現し、やがて、中国全土の古窯は

   景徳鎮古窯と龍泉古窯に絞りこまれてゆく。