商品詳細   

   黒釉地黄彩花卉集合紋合子           安 南        お問い合わせ          ky. 007
 

     14〜15世紀

       胴径    9.5cm       器高    5.5cm

    珍しい大型の合子である。

    黒釉は謂ゆる安南の器に塗布している黒褐色の鉄釉であるが、
    珍らしいのは合子の蓋の上に黄褐色の絵の具で圏線を描き、
    その中全面に小花の集合したデザインを描いていることである。
    (小花にはそれぞれ三本のレベを刻んでいる。)

    やや大型の合子からはその渋い色調から発する独特の落ちつきから、
    机上の美術館として備え、はるかに遠い過去、15世紀の「大越の国」
    を偲ぶことができる。
    この合子は南アジアの海中で長き年月を忍んでいたものである。