![]() ![]() ![]() |
|||
白 磁 印 花 雲 龍 紋 盤 定 窯 お問い合わせ hj. 020 (銀 鍍 金 覆 輪 ) 官 器 遼 (契 丹) 10 世紀前半期 口径 20.5cm |
|||
初期の定窯に属する金彩の残る銀鍍金覆輪を備えた龍紋盤である。 チタニウムを含むとされる釉は灰青色ではあるが ほのかな牙白色の釉色もみえる。 、優美な印紋(印花)の中の美しい釉だまりを備えた龍が際立っている。 また、高台脇には、涙痕も見られる。 九世紀の邢州窯白瓷に遅れて十世紀には同じ白磁でも 龍の加飾をした定窯の龍紋盤(皿)が創作された。 ※ 五代~北宋初頭の定窯の焼成材は松材(木材)を使用の為、 還元状態が強く、釉は灰青色(一種の青白磁)にあがる。 北宋11世紀の時代はすでに、石炭を使用していたようで酸化炎が多く、 釉は黄褐色が強くなると思われる。 この浅碗形の盤(皿)は極めて軽くその打音は波長の長い響きをもつ。 胎土の良質な様子をみてとれる。 また、印花のデザインは上海博物院蔵の白磁印花雲龍紋盤 (11世紀後半~12世紀初期) の雲龍紋の特徴に極めて似ている。 参考
|