白瓷弦紋竹幹形蓋罐 定 窯 系 お問い合わせ hj. 018
北宋初頭
胴径 12.5cm 器高 13.5cm
倍 率 25、7 倍 の 写 真
この器形と同種の定器は河北省、浄衆院舎利塔塔基の地宮より出土している。
その地宮は端拱元年 (988年) に完成された。
ところでこの精白色の弦紋筒形合子 (蓋付罐)は、格別の品格を備えた五代の作で、
蓋の形状はまさしく唐 8〜9世紀のものである。
また胴部には謂る定窯を確認する「涙痕」が三条流れて薄緑色を呈している。
この稀れな逸品は、朝貢を裏づける白瓷であろう。