商品詳細  

 青花分銅形十雲龍紋合子
                     参 考 資 料

    「大明萬暦年製」銘

       長幅   20.5cm

       器高    8.5cm (低) 9.5cm (高)


 
            倍 率 25.7 の 写 真 

    宋代に端緒のある分銅形の銀製大型貨(銀鋌)は

   のちに吉祥紋として使用された。


    萬暦官窯作のこの分銅形合子は

   賞賜用の合子として製作されたと考えている。

   十雲龍のみを描き、皇帝の存在を誇示した合子は稀である。


    呉須(青料)は潤いを持ち明るい。

   それは回青(西アジア産酸化コバルト)を加えた絵の具である。

    嘉靖年代に多用された回青は「蘇麻離青」(輸入品)や

   平等青(中国国産)と異なり紫青色の美しい絵の具である。


   胎土はもちろん精製された純良なものである。